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「多様性」は社会に必要な要素であり、画一的な組織は凋落する

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今回は、先日に読んだ「多様性の科学」という書籍の感想を紹介していこうと思います。

音声から聴きたい人は以下からどうぞ。

失敗の科学」という書籍は読んだことがある人も多いのではないでしょうか。「失敗の科学」の作者マシュー・サイドが執筆した新刊が「多様性の科学」です。

この本を読んでみて感じたのが、「多様性が今後の社会、組織のキーワードになるだろうな」ということでした。

「多様性」という言葉は、障害福祉の分野でもキーワードとしてよく言われる単語です。

様々が人がいるから「多様性を認め、差別のない社会をつくろう」みたいな文脈で語られることが多いわけですね。

でも、最近少し思っていたのが「多様性」という言葉が、社会的に弱い立場にいる人たちを守るために使われる言葉になってきているのではないか?ということです。

「多様性を認めることで、障害をもった人たちを助けてあげよう」みたいな感じの意味でとらえている人も多いと思います。

僕はこの感覚にすごく違和感をもっていました。

実はSDGsの中でもターゲットの中に「遺伝的多様性」「文化多様性」「生物多様性」といった文言が入っているんですね。

この「多様性(ダイバーシティ/diversity)」というのは、一般的に「ある集団の中に異なる特徴・特性を持つ人がともに存在すること」を意味します。

「多様性」は本来、障害の有無だけではなくて、人種や国籍、性別、年齢、宗教、価値観、キャリア、経験、職歴、働き方など幅広いジャンルで用いられる言葉です。

多様性は障害をもっているからどうこうというものではなく「誰もで尊重されるべきものであり、社会に必要なもの」ではないでしょうか。

それで、話は戻りますが、「多様性の科学」という本では、「なぜ、CIAは9.11のテロを防げなかったのか?」といった話題から始まって、多様性の重要性を解説しています。

Amazonより引用

その中のひとつを紹介すると、何かの問題を対処しようとするときに、似たようなバックグラウンドをもつ人たちだけで考えると、どうしても盲点がでてきてしまうという話が紹介されていました。

上の図でいう「右上」の状態ですね。価値観が似ている分、盲点も重なってしまします。

でも、価値観が異なる多様性に富んだ集団であれば盲点も分散するため、最終的には網羅的に問題をとらえられるようになります(上の図で言う「左上」)。

僕自身、障害をもつ子どもや保護者を支援する仕事をしています。

この「支援」を考えるときに、僕のような専門職ばかりが集まってアレコレと考える機会が多いのですが、専門職だけだと盲点が重なってしまうんですよね。

この中に当事者である障害をもつ人や育てる保護者が入ることで、僕らが気付かなかった盲点が明るみになります。もっというと、行政の人や地域住民など様々な人が加わることでアイデアの幅が広がるんでしょうね。

当然、色々な人が関わると、時間も労力もかかってしまうかもしれません。でも、ここぞという決断をするときには、やはりできるだけ多様なメンバーで、盲点をつぶした議論をすべきだよなぁと思いました。

でも、多様性を高めることに意識が向きすぎて、ただ色々な人を集めれば良いとわけではないと思っています。

このあたりについては、以下のようなツイートをしました。

共通の価値観・似たようなバックグラウンドをもつ人が集まると、心地よく議論が進み、そのスピード感に爽快感すら感じます。一方で、価値観が異なる人と話すと議論は難航し、疲労感を感じることも多い気がします。

それなのに、なぜ価値観や考え方が少し異なる人にこそ、耳を傾けるべきなのでしょうか?

いっけんすると、価値観が似ていて優秀な人を集めた方がプロジェクトがうまく進むような気がしますよね。でも、実際にはどれだけ多様性のある人材を集められるのかがプロジェクトの厚みにつながるのかもしれません。

当たり前ですが、ただ色々な人を集めれば良いわけではありません。価値観・考え方は違えど、互いに尊敬し合える人が集うからこそ、建設的な議論ができて、力を高めることができるのだと思います。

互いに尊敬しあうために、相手の「良いところ」「尊敬できるところ」を積極的に見つけにいくことが大切だと思います。意見が合わずに相手をネガティブにとらえそうになった時ほど、相手のポジティブな面を探そうとする姿勢をもっていたいですね。

上記のようなことは、リアル社会でのチームビルディングに関することだけではなく、web3でのDAOでの振る舞いなどにも共通すると思います。

ぜひ、「多様性の科学」を読まれましたら、あなたの感想も教えてください。

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