
「NFTアートを買ってみたい。でも、何から始めたらいいのか全然わからない…」
という人に向けて、OpenSeaでイーサリアム版のNFTアートを買う方法を解説します。
- 運転免許証などの本人確認書類
- 銀行口座
NFTアートは仮想通貨を使って購入します。そのため、仮想通貨取引所の口座開設で本人確認書類と入出金に利用する銀行口座の登録が必要。
本人確認書類と銀行口座を手元に用意してから、以下を読み進めてくださいね。
- ①:仮想通貨取引所の口座開設
- ②:イーサリアム(ETH)の購入
- ③:ウォレットの作成
- ④:ウォレットにETHを送金
- ⑤:OpenSeaに接続して購入

今回は、『イーサリアム版のNFTの買い方』について解説します。
手数料の安いポリゴン版NFTを買いたい場合には、①~④を完了してから「ポリゴン版NFTの買い方」をご覧ください。
目次
STEP1:仮想通貨取引所の口座開設
Coincheckの口座開設は、スマホでやるのがオススメです。スマホからなら、本人確認書類の提出が写真を撮って送るだけでできちゃいます。
まず、Coincheckの公式サイトにアクセスしましょう。
会員登録

- ①:画面の下【会員登録】をタップ
- ②:メールアドレス・パスワードを入力
- ③:指定された画像を全て選択

- ④:登録メールアドレスに確認メールが送信される
- ⑤:メールを開いて、URLをタップ
- ⑥:チェックボックスをタップして【OPEN】

- ⑦:Coincheckのアプリをダウンロード
- ⑧:アプリを開いて【ログイン】をタップ
- ⑨:メールアドレスとパスワードを入力してログイン

- ⑩:「新しい端末からのログイン」が表示
- ⑪:メールを確認してURLをタップ
- ⑫:アプリに戻って「メールを確認した方はこちら」をタップ
必要情報の入力

- ①:アプリのホーム画面の【本人確認】をタップ
- ②:確認後、【次へ】をタップ
- ③:各種重要事項を確認後【同意する】をタップ

- ④:【電話番号確認】をタップ
- ⑤:電話番号を入力→SMSが送られてくる
- ⑥:SMS認証(届いた確認コードを入力)

- ⑦:「基本情報入力」をタップ
- ⑧:基本情報を入力する

- ⑨:「本人確認書類」をタップ
- ⑩:今回は「運転免許証」で解説します
- ⑪:本人確認用のメールが届きます

- ⑫:届いたメールのURLをタップ
- ⑬:本人確認書類を選択して【次へ】

- ⑭:プライバシーポリシーを確認後【同意して進む】
- ⑮:本人確認証の撮影
- ⑯:顔写真の撮影

- ⑰:首振りの撮影
- ⑱:撮影完了したら【次へ】
- ⑲:審査
ここまで終わったら審査が完了するのを待ちます。承認となれば口座開設完了です。
二段階認証の設定
セキュリティ強化のために、二段階認証は「絶対に」行いましょう。
設定方法については、以下の動画で分かりやすく解説されています。

- ①:ホーム右下の【アカウント】をタップ
- ②:2段階認証の【設定】をタップ
- ③:セットアップキーを【コピー】する
- ④:【認証アプリを起動】する
- ⑤:認証アプリの設定を【開始】する

- ⑥:先ほどコピーしたセットアップキーを入力する
- ⑦:認証アプリに表示されるコードをコピーする
- ⑧:Coincheckアプリに認証コードを入力する
これで2段階認証の設定は完了です!
日本円の入金
口座開設、二段階認証が完了したら、仮想通貨の購入準備をしましょう。
Coincheckでの購入方法は以下の2ステップ。
- ①:日本円を入金する
- ②:仮想通貨を購入する
入金は「銀行振込」「コンビニ入金」「クイック入金」がありますが、手数料無料の「銀行振込」で入金しましょう。

- ①:アプリ下の【ウォレット】をタップ
- ②:【JPY日本円】をタップ
- ③:【入金】をタップ

- ④:手数料無料の【GMOあおぞらネット銀行】か【住信SBIネット銀行】をタップ
- ⑤:表示された口座に振り込む
口座に振り込んでしばらくすると、入金が反映されます。
これで、仮想通貨を購入する準備は完了です。
Coincheckの口座は、無料で開設できて、スマホから10分で手続きが終わります。まずは、サクッと口座開設しちゃいましょう!

STEP2:イーサリアム(ETH)の購入
Coincheckの口座開設できたら、次はNFTの購入に必要なイーサリアムを購入しましょう。
アプリで購入する方法を解説します。

以下の手順で購入します。
- ①:ホーム画面で「ETHイーサリアム」を選択して【購入】をタップ
- ②:購入する金額を入力
これだけです。

「めちゃくちゃ簡単ですね!」
STEP3:ウォレットの作成
Coincheckでイーサリアムを購入したら、次はMetaMaskでウォレットを作ります。
- Coincheck:銀行口座
- MetaMask:お財布
上記のような感じで、OpenSeaというマーケットにNFTを買いに行く際に、イーサリアムを入れて持っていくお財布(ウォレット)を作るイメージです。
ウォレットにもいろいろ種類がありますが、MetaMaskが有名ですし、初心者でも扱いやすいので最初のウォレットとしてオススメです。


「ここが難関…。ここさえ乗り越えれば、NFT購入はあと少しです!」

「以下で、実際の画面を使いながら解説するので、安心してくださいね」
MetaMaskはパソコンで設定しましょう!
MetaMaskのアカウント開設
まず、MetaMaskの公式サイトにアクセスします。

MetaMaskのホームページにアクセスしたら【Download now】をクリックします。

画面上部にある選択肢から【Chrome】を選択し、【Install MetaMask for Chrome】をクリックします。

画面右上の【Chromeに追加】をクリックします。

上記の画面が出てきた人は【拡張機能を追加】をクリックしましょう。

MetaMaskの設定に進みます。

右側の【ウォレットの作成】をクリックします。

こちらは【結構です(同意しない)】を選択してOKです。行動履歴を見られても良い人は「同意する」を選んでも大丈夫。

パスワードを設定しましょう。

ウォレットの保護を動画で学べます。
動画は英語ですが、内容は画面右側に日本で解説されているので読んでおきましょう。

続いて、バックアップのフレーズを確認します。
シークレットリカバリーフレーズはパスワードを忘れてしまった時などに、ウォレットを復元するときに使用します。
【ここをクリックします】を押すと12個の英単語が並んでいます。これを忘れないようにメモを取りましょう。

「このシークレットリカバリーフレーズは、絶対に他の人に教えちゃダメです。ウォレットの中身を盗まれてしまいます!」

先ほどメモした12個の英単語が画面下に並んでいます。
正しい順番に選択すればOKです。

これでMetaMaskのアカウント開設は完了です。【すべて完了】をクリックすると以下の画面が開きます。

おつかれさまでした!
おまけ:スマホ版アプリのインストール
ついでに、スマホ版アプリもインストールしておくと便利です。

- ①:スマホにMetaMaskをインストールします
- ②:アプリを開いて【開始】をタップ
- ③:【シークレットリカバリーフレーズを…】をタップ

- ④:行動追跡されたくなければ【同意しません】
- ⑤:シークレットリカバリーフレーズを入力
- ⑥:アプリで使用するパスワードを入力
これでOKです。簡単ですね。
シークレットリカバリーフレーズは、先ほどPC版のインストールで使用したものを、1単語ずつスペースをあけて入力しましょう。
パスワードは、PC版と同じでも良いですし、変えてもOKです。NFT購入もあと少し。次は、作成したウォレットにイーサリアムを送金しましょう。
STEP4:ウォレットにETHを送金
MetaMaskでウォレットを作ったら、Coincheckからイーサリアムを送金しましょう。
以下の手順で簡単に送金できます。
- ①:MetaMaskのウォレットアドレスをコピー
- ②:Coincheckに「送付先」を登録
- ③:MetaMaskにイーサリアムを送金
これだけです。

「以下では、画像を見ながら進めらるように解説しています」
①:MetaMaskのウォレットアドレスのコピー
仮想通貨の送金するためにはウォレットアドレスが必要です。
ウォレットアドレスとは銀行の口座番号のようなもので、MetaMaskのホーム画面に記載されています。

MetaMaskのホーム画面のAccount1の下に「0x…….」とうすい灰色で表示されているのがウォレットアドレスです。
このウォレットアドレスを「コピー」しておきましょう。
②:Coincheckに「送付先」を登録
まず、パソコンでCoincheckにログインしましょう。

- ①:【暗号資産の送金】をタップ

- ②:【宛先を追加/編集】をタップ

- ③:【新規追加】をタップ

- ④:宛先を入力
- ※ラベル:「MetaMask」と入力
- ※宛先:先ほどコピーしたウォレットアドレスをペースト

- ⑤:【登録された宛先】をタップ

- ⑥:送金先と送金額を入力して送金
- ※送金先サービス名:「その他」「MetaMask」
- ※受取人の種別:「本人への送金」
これで、MetaMaskにイーサリアムが送金できました。
MetaMaskで着金を確認
送付が完了するとメールが届きます。日によって送金にかかる時間は変わりますが、30分くらいかかることもあります。
念のため、MetaMaskにイーサリアムがちゃんと届いているか確認しましょう。
Google chromeの画面右上のパズルのようなアイコンをクリックして「MetaMask」を選択
パスワードを入力してログイン。きちんと着金していましたね。

ここまでできれば、NFTの購入もあと少しです!次はOpenSeaにウォレットを接続してNFTを買いましょう!
STEP5:OpenSeaに接続して購入
いよいよOpenSeaでイーサリアム版のNFTアートの購入です。
以下の手順で購入しましょう。
- ①:OpenSeaにMetaMaskのウォレットを接続
- ②:OpenSeaのプロフィールを設定
- ③:OpenSeaでNFTを購入
簡単ですね。

①:OpenSeaにMetaMaskのウォレットを接続する
まず、OpenSeaのトップページにアクセスしましょう。

画面の右上にある「財布のアイコン」をクリックします。

接続するウォレットから「MetaMask」を選んでください。
MetaMaskを選択するとパスワードの入力画面になります。MetaMaskのパスワードを入力しましょう。
MetaMaskウォレットの接続はこれだけです。これでOpenSeaでNFTアートを購入する準備ができました。

画面の右上の「お財布のアイコン」をクリックすると、ウォレットの中身を見ることができます。
NFTアートの購入に必要な仮想通貨を入金しておきましょう。
》bitFlyerからMetaMaskにイーサリアムを送金する方法
②:OpenSeaのプロフィール設定

プロフィールの設定は、画面右上のアイコンをタップして【Profile】をクリックします。

画面右側にある歯車のアイコンの【Settings】をクリックすると編集画面になります。
「Username」と「Email Address」は最低限入力しておきましょう。
以下、イーサリアム版のNFTの買い方を解説します。もし、手数料の安いポリゴン版NFTを購入したい人は、以下の記事から手続きを行ってください。

③:OpenSeaでNFTを購入する
OpenSeaで欲しいNFTを見つけましょう。
OpenSeaにあるNFTは3パターン

- ①:販売中:「Price」の表示あり
- ②:未販売:「Last」のみ or 表示なし
- ③:オークション:「Bid」の表示あり
今回はイーサリアムで購入できるNFTについて解説します!
Priceの下に「黒のイーサマーク」と「値段」が表示されているNFTは、すぐに購入できます。

上のNFTのように『Buy now』が表示されるものは購入できます。
ここでは、以下の3ステップで「①:販売中:「Price」の表示あり」のNFTの買い方を解説します。
- STEP 1:OpenSeaで購入したいNFTを見つける
- STEP 2:ガス代(手数料)を確認してNFTを購入
- STEP 3:購入したNFTを確認

画像はCryptoNinja PartnersのNFTアートです。
》【OpenSea】CryptoNinja Partnersを開く
購入するNFTアートを決めたら、【Buy now】をクリックしましょう。

上記のような画面が出てきたら、画面下をチェックします。

購入するNFTの価格、コレクション名を確認して【Confirm checkout】をクリック。
その後、購入画面に移動します。

購入に必要なガス代(手数料)が表示されます。表示されたガス代で良ければ【確認】をクリックしましょう。

「上記だと43ドル(0.020619ETH)なので5,000円くらい。結構とられますね」
余裕をもってイーサリアムを購入~送金しておくことをオススメします。
ガス代は数十秒ごとに変動します。画面をながめつつ、安くなったところで【確認】をクリックするのがオススメ!
処理が終わって、画面に「Your purchase has processed」と表示されたら完了です。同時にOpenSeaからメールが届くと思います。
これでNFTの購入は完了です。おつかれさまでした。
【スマホ編】OpenSeaでNFTを購入する
こちらは「おまけ」ですが、NFTはMetaMaskのアプリをインストールしてあればスマホでも購入できます。

- ①:MetaMaskアプリの左上の「三本線アイコン」をタップ
- ②:「ブラウザー」をタップ
- ③:買いたいNFTを選ぶ

- ④:「Buy now」をタップ
- ⑤:料金を確認して「Checkout」をタップ
- ⑥:ガス代と合計金額を確認して「確認」をタップ

「このときのガス代は0.004ETH(7.88ドル)だったので、約1100円くらいですね。時間によってガス代は変動するので、安く変えるといいですね!」

しばらく待つと、手続きが終わって購入完了となります。
ぜひ、お気に入りのNFTアートを購入しましょう!
ちなみに、手数料の安いポリゴン版NFTを買いたい場合には「ポリゴン版NFTの買い方」をご覧ください。
購入後:ハッキング対策
残念ながら、NFT界隈には詐欺師やハッカーもたくさんいます。
でも、しっかり対策をしておけば、ハッキングのリスクはかなり下げられます。オススメは以下の3つの対策。
- ①:TwitterやDiscordのDMで来たURLは開かない
- ②:MetaMaskウォレットは分散管理する
- ③:ハードウェアウォレットを使う

「順番に開設しますね!」
対策①:TwitterやDiscordのDMで来たURLは開かない
TwitterやDiscordのDMであなたにウマい話を持ちかけるのはほとんどの場合で詐欺です。
公式サイトやコレクションの運営に見せかけて、偽のURLに誘導する事例がかなり増えています。
基本的には、身に覚えのないDMはスルーしましょう。絶対にリンクを踏んではいけません。
対策②:MetaMaskウォレットは分散管理する
MetaMaskのウォレットは、以下の2つを作っておきましょう。
- 取引用:OpenSeaやmintサイトに接続用。万が一、ハッキングされてもダメージの少ないNFTを入れておきましょう。
- 保管用:基本的には外部サイトには接続しない保管用。
詳しくは、【MetaMakuで複数アカウントを作ってハッキング対策する方法】をお読みください。

対策③:ハードウェアウォレットを使う
上記のようにウォレットを分散管理することでリスクは下げられます。そして、さらに防御力を上げるためには「ハードウェアウォレット」を使いましょう。
MetaMaskなどはオンライン上で使うウォレットですが、ハードウェアウォレットはネットから切り離されたところでNFTを管理できます。
これでハッキングのリスクはかなり下げられますね。詳しくは以下の記事をお読みください。

上記のようにしっかりと対策しておけば、ハッキングのリスクをかなり下げられます。
やるべき対策を怠らずに、防御力を高めてNFTを楽しみましょうね!