こんにちは。こたろです。
先日、以下のようなツイートをしました。
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— こたろ🏕CoolGirl Campers(くるきゃん)🏕 (@kota_blogger) December 6, 2022
「RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる」という本を読みました。この本を読んで思ったのが『非効率さが人生を豊かにする』ということ。たぶん、NFTやDAOで活動する上で参考になると思ったのでシェアします。
今回は「非効率さが人生を豊かにする:知識の「幅」が最強の武器になる」という話を書いてみたいと思います。
音声で聴きたい人は以下からどうぞ。
最近読んだ本の中に「RANGE」という本があります。
デイビッド・エプスタインさんというアメリカの科学ジャーナリストの方が執筆された本です。
ビル・ゲイツさんが「厳しい年だからこそ、読むべき5冊」に選出して注目を集めたので知っている人も多いかもしれませんね。
この本を読んで僕が感じたのが「非効率さが人生を豊かにする」ということです。
たぶん、この本から学べることがNFT界隈やDAOで活動する上で参考になると思ったのでシェアしていこうと思います。
例のごとく、冒頭から話が脱線してしまいますが…
現代社会では「効率」がかなり重視されています。
先日にニュースで見てビックリしたのですが、今の20代の方々の中には「映画の結末を見てから本編を見るかどうかを決める」「ドラマは倍速で見る」などの行動をするそうです。
貴重な時間を割いて映画やドラマを見たのに、内容がつまらなかった場合に時間を損してしまうのが許せないとのこと。
正直、それで楽しいかな…と思いましたが、とても効率的に生きていますよね。
それだけ、「効率」を重視する価値観が現代社会では強くなってきているのだと思います。
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話は「RANGE」に戻しますね。
この本の中では、あらゆるものを細分化して「専門化」することの危険性が書かれていました。
例えば、家電量販店にいくと「炊飯器の専門」「冷蔵庫の専門」といった具合に店員さんが待ち構えていますよね。
こうやって「専門化」することで、学習は効率的になります。ひとまず、炊飯器についての知識を深めれば「炊飯器の専門」ポジションにつけますからね。
最近では、幼い子どもの頃から特化型の習い事をさせる親も増えているように感じます。専門を極めることで成功をおさめやすくなると考える人も多いのでしょうね。
しかし、この本の書籍の中では「多くの分野に精通し、知識と経験の「幅」のある人の方が成功しやすい」ということを、事例や科学的根拠をもとに解説していました。
簡単にいうと「何かひとつを極めようとするよりも、色々な経験をして、様々なことを考えてきた人が強い」ということですかね。

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僕自身、障害をもつ子を支援する「専門職」と呼ばれる仕事をしています。
そこで痛感するのが「自分の専門分野の知識ばかりを蓄積してもうまくいかない」ということです。
相手の生活や思考を想像するためには、こちらにも様々な経験が必要になりますよね。実際に、いっけん関係ないようなアニメや旅行などの知識・体験が仕事の役に立つことも多いです。
専門分野の知識を深めることはもちろん大切だと思うのですが、自分の専門以外の知識をどれだけ持っているかで思考の幅が広がります。
不思議なことに、相手との関係性を作るときには、専門知識なんかより共通の趣味・話題の方が互いの距離を近づけるんですよね。
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話を『非効率さが人生を豊かにする』ということに戻そうと思います。
現在は情報に溢れていて、効率的に無駄なく目標に近づけることが多くなりました。
でも、そんな時代だからこそ、あえて非効率的に、ムダに思えるような遠回りをした経験も大切にしたいなとも思うわけです。
話題をweb3にうつすと、DAOでの活動なんて、まさに「非効率」ですよね。
副業で稼ぎたいと考えてる人なら、DAOでの活動なんかやらない方が時間を有効に使えると思います。Discordを見ている時間を副業にあてた方が短期的な成果はでやすいかと。
でも、DAOでは「非効率」な活動の中で、仲間に出会え、新しい経験をたくさんすることができます。
たぶん、この非効率な経験が、3年後、5年後に大きな力となるはずです。
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というわけで、「RANGE」という本を読んで感じたことをつらつらと述べてきました。
「非効率」「ムダ」「まわり道」にこそ、長期的にみたら価値があるということを再認識できた本でした。
今後の人生の中でも、非効率な歩みの中に意義や楽しみを見出しながら、歩んでいこうと思います。
今回はここまでにします。読んで頂いた方にとって、なにかしら考えるきっかけになれたなら嬉しいです。
ぜひ、「RANGR:知識の「幅」が最強の武器になる」も読んでみてください。